王の行進. Морган Райс

Читать онлайн.
Название 王の行進
Автор произведения Морган Райс
Жанр Зарубежное фэнтези
Серия 魔術師の環 第一巻
Издательство Зарубежное фэнтези
Год выпуска 0
isbn 9781632910721



Скачать книгу

ampirebooksite.com(「変身」評)

      「モーガン・ライスは、才能あふれるストーリーテラーであることをまたもや証明してみせた・・・ヴァンパイアやファンタジー・ジャンルの若いファンのほか、あらゆる読者に訴えかける作品。最後までわからない、思いがけない結末にショックを受けるだろう。」 - ザ・ロマンス・レビューズ(「恋愛」評)

      モーガン・ライスの本

      魔術師の環

      英雄たちの探求(第一巻)

      王の行進(第二巻)

      ドラゴンの運命(第三巻)

      名誉の叫び(第四巻)

      栄光の誓い(第五巻)

      勇者の進撃(第六巻)

      剣の儀式(第七巻)

      武器の授与(第八巻)

      呪文の空(第九巻)

      盾の海(第十巻)

      鋼鉄の支配(第十一巻)

      炎の大地(第十二巻)

      女王の君臨(第十三巻)

      サバイバル・トリロジー

      アリーナ1:スレーブランナー(第一巻)

      アリーナ2(第二巻)

      ヴァンパイア・ジャーナル

      変身(第一巻)

      恋愛(第二巻)

      背信(第三巻)

      運命(第四巻)

      欲望(第五巻)

      婚約(第六巻)

      誓約(第七巻)

      発見(第八巻)

      復活(第九巻)

      渇望(第十巻)

      宿命(第十一巻)

img1.jpg

       img2.jpg

      オーディオブックで、「魔術師の環」シリーズを聴こう!

      こちらでお求めになれます:

       iTunes

       Amazon

      Copyright © 2013 by Morgan Rice

      All rights reserved.

      1976年米国著作権法で認められている場合を除き、本書のいかなる部分も、著者の事前の許可を得ることなく複製、配布、配信すること、またはデータベースもしくは情報検索システムに保管することは、その形式、方法のいかんを問わず禁じられています。

      本電子書籍は個人的な使用を目的とした場合に限り、使用を許諾します。本電子書籍の他者への再販売または譲渡を禁じます。他者との共有を希望される場合は、使用者ごとにご購入いただきます。本書を購入せずに閲覧した場合、または個人的な使用目的に限定した購入でない場合、本書を返却のうえ、別途ご購入ください。著作の尊重にご協力をお願いいたします。

      本書はフィクションであり、作中の名称、登場人物、社名、団体名、地名、出来事および事件は著者の想像または創作です。実在の人物・故人とは一切関係ありません。

      カバー画像の著作権は Bilibin Maksymに属し、Shutterstock.comの許可を得て使用しています。

      目次

       第一章

       第二章

       第三章

       第四章

       第五章

       第六章

       第七章

       第八章

       第九章

       第十章

       第十一章

       第十二章

       第十三章

       第十四章

       第十五章

       第十六章

       第十七章

       第十八章

       第十九章

       第二十章

       第二十一章

       第二十二章

      「柄をこちらに向け、

      私の目の前にあるこれは短剣か。

      掴んでやろう。

      掴めぬが、そこにあるのは見えている。」

      —ウィリアム・シェイクスピア

      マクベス

      第一章

      マッギル王は、かなり酒を飲みすぎたため、自室に倒れこむようにして戻った。今宵の宴を終え、部屋はぐるぐる回り、頭は脈打っていた。王のそばには名も知らぬ女がまとわり付き、片腕を腰に回してきた。ブラウスが半分はだけたまま、含み笑いを浮かべながら王をベッドへと連れて行った。 付き人は二人の背後で扉を閉め、控えめに立ち去った。

      王妃がどこにいるのかもマッギルにはわからなかった。今夜はそれも気にならない。ベッドを共にすることなど、今ではめったになかった。王妃は自分の部屋に戻ることが多かったが、特に夕食が長引く宴会の後はそうだった。夫が羽目を外すのは知っていたが、気にする様子もなかった。いかんせんマッギルは王であり、マッギル家の王たちはいつの世も特権を伴う統治者であった。